中学校いじめ防止出前授業・子どものアンケート結果
プログラムは「CEPいじめと人権ワークショップ」対象は中学2年生4クラスでした
Q1.あなたは誰かからいじめられたことがありますか?
A.・ある 20 % ・ない 80 %
Q2.あるとこたえた人はその時どんな気持ちでしたか?
A.・いやな気持になった。なんでいじめられないといけないの?って思った
・こわかった ・はらたつ ・悔しい ・はずかしい
・やられてる側は辛かった ・ころしてやろうかと思った ・ふくしゅうしたかった
・悲しかった、すごく嫌で学校に行きたくなかった。仲良しグループだったからなおさら
嫌でした ・とてもさびしかった ・死にたい。なんで自分?
・いやだった、つらかった、やめてほしいけど言えない ・死にたい、消えたい
・また明日同じことをされたらどうしようという恐怖心
・つらい、学校にいきたくない ・だいたい毎日あって「またか…」と思っていた
Q3.あなたは誰かをいじめたことがありますか?
A.・ある 8 % ・ない 92 %
Q4.あるとこたえた人はその時どんな気持ちでしたか?
A.・やった後は申し訳ない気持ち ・気持ちが良かった ・何も考えていなかった
・自分でやってるという自覚はなかったが後から気づいた ・楽しかった
・ノリで言ってしまった ・いじめだとは思っていなかった
Q5.あなたは誰かがいじめられているのを見かけたことがありますか?
A.・ある 18 % ・ない 82 %
Q6.あるとこたえた人はその時どんな気持ちでしたか?
A.・かわいそうだなと思った。助けたかったけど勇気が出なかった
・怒り ・助けたいけど自分もいじめられるのがいやだった
・ふくざつな気持ち ・どうすればいいか分からなかった ・止めようと思った
・友達がいじめられていて許せなかった ・やめてあげた方がいいかなと思った
・どうしても止められない自分に後でがっかりした
Q7.ロールプレイを見て、「こんなことを言われた時、自分ならこう言う」という言葉がありますか?
A. ・「俺の親社長なんだよね」→「興味ないね」
「お前、細っそ、そんなんで生きていけんの?」→「細いですけど何か?」
・職業差別→「その仕事にほこりを持っていればすごいんじゃないの?」と言い返してやりたい
・人種差別→「宗教的価値観の違いで戦争が起きたのに人種ごときで戦争を起こすのか」
・自慢ってつまんないよ
・「お前学校に来るな」→「ごめんなさい、無理です。学校に行くのは義務だから」
Q8.ワークショップの中で印象に残ったことや気付いたこと、その他意見や感想が
あれば自由に書いてください。
・差別にもいろいろな種類があることが分かりました。けんかといじめの違いもしっかり
理解することができました。いじめをされた人は一生そのことを忘れられず苦しむ。
見ているだけでも苦しんでしまう。苦しいことだらけで何のメリットがないいじめは
絶対にしてはいけないと思いました。今日教えてもらったことを生かして学校生活を
楽しめるようにしたいです
・いじめをされている人ははずかしがらなくていいということが分かった
・言い返し方が誰も傷つけないかんじでよかったです
・改めて、いじめは犯罪ということ、ほんの少しのことでも相手の命を奪うことができて
しまうことに気づきました。私の友だちの誰かがいじめられてしまっていたら、必ず
助けようと思いました。私も色々言われていた時、助けてくれる人がいなくて困り
ましたが、経験したからこそ困っている誰かがいたら助けようと思えました。本当に
貴重な授業だと思いました
・いじめは犯罪でやってはいけないことが分かりました。ロールプレイを見ていて
女の子だからなど国がちがうからみたいなことは差別でいじめと同じことがわかった
・本当にありそうな会話でびっくりした
・いじめは、いじめられる人じゃなくていじめる方が問題だという意見聞いてすごい考え
だなと思った
・自分がいじめだと思っていなくても相手が嫌だ、つらい、苦しいと思ったらもうそれは
いじめになってしまう。簡単なようでやっている時は気が付かない。それがいじめの怖い
ところなんだと思う。自分はいじめをされたこともしたこともある。だからこそ、いじめは
無くさないといけないと思う。いじめをされている時、皆の笑い声が全て自分にむけられて
いるように思えた。いじめをしている時は楽しくて笑っていた。どちらもやられた後思う
ことは自分は人を自殺に追い込もうとしていたのかもしれない。そう考えたらやはり
いじめは必ず無くさなくてはならないと改めて思った。
・いじめは無くしたいことですが、消えることは無いと思います。私達がこの世界にいる
限りは絶対に。
・道徳の授業で、いじめについて考えることはたくさんあったが、今回のワークショップで、
見ている人の行動の大切さを改めて感じた。これから自分がどの立場になるのかは
分からないけど、いじめを見た時、どうしよう・・?とおろおろするのではなく、先生に
言う、いじめられている子の味方のなるなど、どんな小さなことでも自分にしてあげられる
ことをしたいなと思った。
・僕はもしかしたらいじめられたストレスで他の子をいじめてしまったタイプかもしれなくて
5,6時間目初めて、ストレスで他の人をいじめてしまうケースを見て、はっとしました。
今ではいじめた分を少しでも償いたくて、過去にいじめていた子がまた誰かにいじめられ
そうになったりした時は僕はその子の味方になっている
・1番印象に残ったのは、いじめをした人はブーメランで戻ってくるから、いじめられた人は
運が悪かっただけで、これからの人生を幸せに過ごすことが最大の見返しということです。
・子どもっぽい口調をしてロールプレイしたことでリアル感があり、どれがどういう犯罪
なのかよく分かりました。また動物のダジャレが書いてあるカードは覚えやすかったです
常に心がけるようにしたいと思いました
・学校外であれば逮捕されると仰っていて同じことをしているのに学校内では逮捕されない
ことが不平等だと感じました。罪にならないという意識から悪ふざけやいじめが起こって
しまうのではないかと思いました。学校内でいじめが行われていて、それを誰かが見て
いても逮捕できないのか疑問に思いました。加害者と被害者で意識の差があり、悪いと
知らない人もいることを知り悲しいことだと思いました。
・いじめはストレスなどから起こると言っていた時に、いじめている人(加害者)はストレスを
解消する方法が分からないのではないかと思った。またいじめは自分と少し違うからなど
とかいう理由からなら、いじめる人はきっと相手を尊重する、多様性を認めるということが
できないのだなと思った
・私も中学1年生の時に3人にいじめられました。その時はとても心が痛かったです。
私みたいにこういうことがないよう願いたいです
・今日の学習でこれまでとこれからの人生をちゃんと考えたいと思います
・いじめをしたら相手がどれだけいやか分かった!!差別をしたら自分に返ってくる
自分が楽しくても相手は誰よりもつらいからいじめをなくす。
今度からは人にやさしく生活していきたい
・話の内容が日常的で分かりやすくおもしろかったです
・いじめをして自殺まで追い込んだ奴を捕まえることができないことが1番つらいなと思った
もし、過去にいじめをされたとしても前を向く気持ちも大切だと思いました
・いじめは1歩先へ行くと「犯罪」になってしまう。人権は国連で決められている
・自殺という最悪な手段はゼッタイにしてはいけない。いじめをしている方がはずかしい
・自分がいじめにあったと言える芸能人がいるから私達が変われるのだと思う
・いじめは見ている側にもとるべき行動があると分かった。「いじめはしてはいけない」と
今まで何回も聞いてきたけど、なぜそうなのか、どういう対応したらいいのかを改めて知る
ことができて良かったと思う
・自分の抱え込んでいるストレスを他人にぶつけない、上手くコントロールすることが大切だ
と分かりました。
*質問
・小学4年生の時母を亡くしたので、相手が悪気がなくとも、そういった話題になると
どう言っていいか困ります。
*答
・そうだね、私たちは相手がどんな人か分からないで話していることが多いから、実は
会話で困っている人もいっぱいいるのかもしれないね?他にも例えば離婚していることとか
病気で入院していることとか障害があるとかもね。誰でも言いたくないことは言わなくていい。
作戦①「ちょっとトイレ」って行っちゃう
作戦②「それより昨日のテレビ見た?」って話題を変える
作戦③「しんせきのおばさんとかおばあさんは」って話題をずらす
もっと大きくなれば、つらい話もちゃんとできる相手に会えると思います。
*質問
・いじめがあっても本当に裁判でさばけないんでしょうか?
*答
・裁判で裁かれることもあるけど、何年もかかったりしますね、それにもし証拠が不十分なら
裁くのは難しくなりますね。外国では子どもが裁判を起こすこともあるようですね。