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元ボランティアや現ボランティアより その3

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子どもひろばとの出会いは子どもが、いじめを受けた事で親として何が出来て、

どう支えていけば良いのかを模索している時でした。

学校での子ども向け出前授業、親向け講話を聞いた時に、ここでの活動を支援し、

勉強したいと直ぐに代表にお願いをして参加させて頂き、10年以上になります。

私なりに子どもをキチンと見て、子どもも私に話してくれていると思っていたのに、

子どもからイジメられて学校に行きたくないと言われた時は、私自身何を見て何を

聞いていたのか、愕然としたのを覚えています。

 心配かけたくないと子どもは、親を気遣って、なかなか話せないものなのだと

 知りました。

子ども達の本当の声は、なかなか聞けないものです。

親子関係が良い家庭だからこそ聞けない言えない事があるものです。

ワークショップをやりながらアンケートをみて、子ども達の声を聞く事は、私に

とって貴重な体験となりました。イジメや危険と無縁な子どもは、あまり居ません。

私達大人は、守りながら、育まなくては、ならない。

子ども達に起きてる事、その時の気持ちを知らなければ、守る事も出来ないのです。

この本を手にされた方で、アンケートに書かれた文章の羅列だとしか感じない方は

いらっしゃいますか?

この一つ一つの中に子どもは、たくさんの思いを込めて書いていると感じた方は

いらっしゃいますか?

子ども達は消化出来ない経験や感情を抱えて人間関係を悩みながら成長していきます。

大人ですら、対処しきれない事も子どもは、お友達は大事にとか、喧嘩はダメとか

言われて解決策を見つけられなくとも学校で上手く立ち回りこなしていかなくては

いけない。次第に逃げ場を失っていきます。

大人なら耐えられない事も耐えていくのです。なのに、勇気を持って話してくれたら、

何で、もっと早くにいってくれなかったの?などと、心配のあまりに口にして

しまったりするのです。

責める訳では、ないのに親って不意にそんな衝撃に合うと言ってしまったりして

子どもを又傷つけたりしてしまいます。

そんな事にならない為にも、この一つ一つの声の中に沢山のヒントがあります。

言葉の真理や背景をイマジンしながら是非読んで頂けたらと思います。

活動を通して私が考えを改めた事は、子どもは、大人以上にしっかりした考えを持ち、

しっかりした表現をする、大人は見習わなくては、いけないという事です。

大人は子どもの話を良く聞き、考えを聞く。

実は大人より良い解決策や考え方を既に持っている場合も多いのです。

その事もこのアンケート結果から見えてくるかと思います。

ここには、信じられないくらい沢山の子どもの経験と声が記録されています。

非常に貴重な資料だと思っています。


Kyouko(2005年入会)



by ckdmhrbb | 2020-09-20 10:49 | ボランティア | Comments(0)
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1997年発足・子どものいじめを防止し命と安全を守る出前授業を実施しています。毎回のアンケート結果を公表します。


by Cepkodomohiroba
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