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僕は、そして僕たちはどう生きるのか  梨木香歩 その2

・「良心的兵役拒否については本も出てるから、また読んだらいいよ。
ドイツとかギリシャとかは、兵役義務もあるけど、
ちゃんとそういう制度があって、宗教的理由とか、自分の思想と合わない
ということを言えば、軍隊に行かない道もあるんだ。
日本ではどういうわけか、そういう制度があるってことすら
あまり知られていないんだけど」

けれどそれは、僕たちが知っておくべきこととして
だいぶプライオリティの高いことじゃないだろうか。
だって、次、世の中が怪しいことになったら、
戦場に行かされるのは僕たちの世代だろうし・・・・

どんな相手だって、人種が違ったって、こうやって、マークとみたいに
仲良くなれる可能性があるんだ。
そんな可能性のある相手に、銃は向けられない。殺すのも殺されるのもいやだ。
それは、この国が大事だって気持ちと矛盾する事じゃない。
偉い人たちがどんなにそれらしいことを言ったって、
僕のこの「いやだ」って気持ちは絶対に確かなものだ。でも・・・・・




・そう、人が生きるために、群れは必要だ。
強制や糾弾のない、許しあえる、ゆるやかで温かい絆の群れが。
人が1人になることも了解してくれる、離れていくことも認めてくれる、
けど、いつでも迎えてくれる、そんな「いい加減」の群れ。

はからずもあのときあの場所で、オーストラリア人のマークや
ノボちゃんや、ショウコやユージンや僕が、「つくっていた群れ」は、
そういう類のものだった。

僕はショウコみたいなヒーローのタイプじゃない。
けれど、そういう「群れの体温」みたいなものを必要としている人に、
いざ、出会ったら、ときを逸せず、すぐさま迷わず、
この言葉を言う力を、自分につけるために、僕は、考え続けて、生きていく。

やあ。
よかったら、ここにおいでよ。
気に入ったら、
ここが君の席だよ。







by ckdmhrbb | 2020-07-03 12:04 | 最近読んだ本より | Comments(0)
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1997年発足・子どものいじめを防止し命と安全を守る出前授業を実施しています。毎回のアンケート結果を公表します。


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